長年の趣味であるオーディオを中心に,ジャズボーカルなどなどの音楽,読んだ本や日々の出来事についての雑感などを書いていきます。
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謹訳源氏物語(林望)

 仕事始めから2日目だ。昨日(4日)は道も電車も空いていて,普段と同じ時刻に出発したのに,20分ほど早く職場に着いた。しかし,今日は普段通りになっていた。

 前回書いたEvernoteのWeb版の件だが,職場で確認すると,Evernoteのサイト自体がセキュリティーポリシーにより閲覧禁止サイトになっていて,見ること自体できない。私の目論見は不発に終わった。

 1月3日に久しぶりに横山信義の仮定戦記物(鋼鉄の海嘯/南洋争覇戦)を買ってしまった。読み出すと止まらないのは相変わらずだが・・・。太平洋戦争について,日本の失敗を分析し,もしそれが違う方向であればどうなったかをシミュレーションするというスタイルは変わらず,それがマンネリ感を招いている。
 しかし,過去の敗北・失敗を分析するのは正しい方向だ。失敗に目を瞑り,原因の分析を怠ると,同じ失敗を繰り返すことになる。議論自体を避けるのは言霊主義で,良くない。議論をしないから,ポリシーも一貫せず,それが外交での失敗を招いている。

 本と言えば,ブログを書かなかった11月下旬から12月中旬の期間に読んだ中で,一番楽しめたのは謹訳源氏物語(林望)だ。品格を保ちつつ,意味を変えないようにしつつ,現代語で新しい源氏を創造したと言ってもよい。歌の部分は,原文と現代訳が並べられているが,本文には注が全くない。それで意味が分かるように文章が練られているということだ。
 歌の部分はお風呂で声を出して読んだが,それで本当に味わえた感じがする。意味と発音を十分に知悉しつつ,同じ発音の別の言葉の意味を重ね合わせる「究極の語呂合わせゲーム」と思えた。
 そして,露骨な書き方は一切してないが,性的な想像力をかき立てるという意味で,世界最古のポルノグラフィーともいえる。現在4巻まで刊行されているが,次が楽しみなシリーズである。
 製本も,「コデックス装」という開きやすい綴じ方で,書誌学者の面目躍如たるものがある(僕の文体までリンボウ風になってしまった。)。文庫になるとこういう味わいは出せないと思うので,これは単行本で味わってほしい。


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