TVA-1復活

昨日午前中SACDを聞いて,記事を書いた後,ちょっと前からやろうやろうと思いつつ,腰が重いので手がつかなかったことをした。
ついにマイケルソン&オースチンの真空管パワーアンプTVA-1を鳴らしてみたのだ。
実は1週間ほど前に思い切って電源スイッチを入れ,2時間ほど様子を見たのだが,そのときは異常に高温になったり,真空管が異常に赤くなることもなかった。
そこで,今日は全ての配線をして電源スイッチを入れた。昔使っていたころは,スイッチを入れるとき,もっとボンッという音がして,心臓に悪かったような記憶だったが,今日は,何事も起きない。
しばらく通電してから,小音量でXLOのテストディスクをかけると左右が逆だった。あわてて電源を切って,直してから,もう一度通電する。
長い冬眠期間が存在しなかったかのように,当たり前に音が出だす。コンデンサーの寿命の話は大阪の師匠にさんざん聞いていたので,無理だと思っていたが,さすがは20年以上電化製品が故障しない実家に置いておいただけのことはある。
豪快で熱い音と記憶していたが,全く違って,むしろQUAD405Ⅱより,繊細で細い音のような気がする。でっかいトランスが冷え切っているせいだろうか。そこで,XLOのテストディスクのバーンイントーンをリピートして外出した。
戻ってきて聞いてみると,最初よりは随分ましな音になっている。ただ,今のところQUAD405Ⅱの音の方が魅力的なような気がする。
数日鳴らしてから,QUAD405Ⅱときっちり比較して,今後どちらを主役にするか考えよう。何はともあれ,いきなりレストア費用がかからずに済んで一安心である。
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